2005年05月
2005年05月28日
そうだ、北の国からを見よう
恋愛ものでもないし、アクションでもないし、ホラーでも韓流でもない。
ましてや、Sex and the City でも、赤いシリーズでもない。
こんな病院帰りのひきこもりな土曜の午後には、何があうんだろう。
思い浮かんだのが『北の国から』と、それと『紅の豚』。
なんじゃそりゃ。
2年位前に『北の国から』を見たことないって友達に言ったら、人じゃないって言い返されたのを思い出した。
今だったら見れそう、と思って近所のビデオ屋へ行って、『'92巣立ち』っていうのを借りてきた。
人生初めて見る『北の国から』である。
そして、びっくり。
なんなんだ、このドラマは。
倉本聰は天才か。
4時間以上イッキに見て、10年分くらい泣いちゃった。
田中邦衛ってかっこいいな。
息子の純が彼女を妊娠させてしまい、無理して用立てた100万円が戻ってきた時
田中邦衛が拒否してこう言うんだよね。
『この金は大きかったんだ。いやそうじゃなくて、
この大きなお金がなくなったことが大きかったんだ。
だって金をなくしてでっかいものを見つけたんだよ。
すっかり忘れてたおっきいものをな。
金があったら金で解決する。
なかったら知恵で解決する。知恵とてめえの出せるパワーと。』
もう富良野のへそ祭り行くしかないね。
って、なんてわかりやすい俺。
2005年05月25日
2005年05月24日
2005年05月20日
母曰く
『みつる、ちゃんと前を見て胸をはって歩きなさい』
子供の頃、そういうことをよく言ってくれた母親に
みどり先生のことを話した。
『みどり先生? どんな先生だっけ? 何年生の? う〜ん、母さん覚えてねえなあ』
へ?
なんだよー、それ。
せっかく、いい話してんだからさあ。
知ってろよ!
『だって、先生、母さんの顔、覚えてるって言ってたぞ』
『ふ〜ん、そっか、うん、母さんも、だんだん思い出してきたような気が
すんな』
ほんとかよ。調子いいなあ。
『で、なんで、急に先生のことわがったんだ?』
『ネットで見つけたんだよね』
『ネット? はぁぁ・・・なに、みどり先生は東京さいんのが?』
『へ? なに? なに言ってんの?
だから岩手の小学校で校長してるって今言ったじゃん。
あのさ、ネットってさあ、場所とか地域の名前じゃないから、言っとくけど。
インターネットだから、母さん。インターネット!』
『はぁ。 いやあ、母さん、むずかしすぎてわがんねえな』
『ま、いいよ、じゃ、知らなくて』
『ん? まあ、ネットで見つけたんだな、おまえ、先生のことを。
わがった、わがった』
『だからいいって! もう〜、わがってねえくせに』
『ふーん、じゃあ会ってくればいいだら、みどり先生さ』
『うん、会うよ。会いさ行くよ』
『おーそっか、行ってこぉー。
それで紹介してもらえばいいだら』
『紹介? なにを?』
『お嫁さんよぉ』
へ? この人なに?
『母さん、何言ってんの?
あのさあ、28年ぶりにさあ、感動の再会してさあ、
なに、それで、いやぁ先生、あのお嫁さん探してくれませんかって
言うの、俺が? なに考えてんだよ、まったく、今いい話をしてんだからさあ。
頼むよぉ。
もう、切るよ!』
『あ〜、みつる、ちょっと待って、何が変わったことはねえのが?』
あのさあ、今、すんげえ変わった出来事言ったんだけど・・・、まったく。
基本、天然なんだけど、かわいい母親である。
2005年05月19日
宇田川町ランチ
最近こういう定食屋さんが増えて嬉しい。
でもここって入り口でメニュー決めるんだね。
う〜ん、困ったもんだ。
だってさぁ、メニューの写真見ながら、
あれがいいとかさぁ、これがいいとかさぁ、
あ、でもやっぱりそっち!
とかいって決めるのもランチの楽しさなわけじゃん。
頼んだ後に、「あ、やっぱり、ひじきもつけて。」とかね。
メニュー多いんだから、ゆっくり選ばせてくれりゃあいいのに。
エントランスで決めさせんなよ。
名前忘れちゃったけど、俺は五反田のユニクロ近くにある定食屋がお気に入り。2回しか行ったことないけどね。
ムサコにできないかなぁ。
さすがに松屋は飽きたし、かといって、すき家にはなぜか足は向かないし。
すき家のゼンショーは買収戦略でかなり成長してるらしいけどね。
つーか、レベル低いなあ、我ながら・・・・
でもここって入り口でメニュー決めるんだね。
う〜ん、困ったもんだ。
だってさぁ、メニューの写真見ながら、
あれがいいとかさぁ、これがいいとかさぁ、
あ、でもやっぱりそっち!
とかいって決めるのもランチの楽しさなわけじゃん。
頼んだ後に、「あ、やっぱり、ひじきもつけて。」とかね。
メニュー多いんだから、ゆっくり選ばせてくれりゃあいいのに。
エントランスで決めさせんなよ。
名前忘れちゃったけど、俺は五反田のユニクロ近くにある定食屋がお気に入り。2回しか行ったことないけどね。
ムサコにできないかなぁ。
さすがに松屋は飽きたし、かといって、すき家にはなぜか足は向かないし。
すき家のゼンショーは買収戦略でかなり成長してるらしいけどね。
つーか、レベル低いなあ、我ながら・・・・
2005年05月16日
みどり先生 28歳
みゆきに由美子に久美子。
なほみに牧子、美紀子、そして幸子。
前者はいい娘チーム。
後者がお転婆チームで、なほみと幸子がターゲット。
特に幸子。
すぐ泣く。それが楽しかったのかいつもイジメてた。
本当は好きなんだけどね。10歳の男の子は時に残酷なことをする。
そんな5年1組の担任はみどり先生だ。
女の子をいじめてよく怒られた。
だから先生もいじめた。みんなでいじめて困らせた。
若くて美人で弱そうなみどり先生をいじめるのが面白かった。
心のどっかで悪いことしてるなあと思いながらね。
とっても困った君だったわけだ。
僕らが6年生になる前、みどり先生は6年の担任をすることなく、子供が
できたとか言って急にみんなの前から消えた。
あれから、28年。
ひょんなことから、みどり先生のことを思い出して、
ネットで検索してみた。
いたいた。
おー、すげー校長になってるぜ! 間違いないみどり先生だ、きっと。
こんな時の行動は早い。
昼休みに思い切って電話してみた。
携帯からじゃなくて、公衆電話からね。
この気持ちわかる?
覚えてっかなあ先生、俺のこと。
なんせ1年間だけの担任だったし、あれから28年も経っている。
何百人も教えてるわけだしね。
『はい、○○小学校です』
『あのお、校長のみどり先生をお願いします』
『はい、お待ちください』
『はい、お電話かわりました』
『あのぉ、失礼ですが、以前大槌町にいたみどり先生でいらっしゃいますか?』
『あ、はい・・・そうですが・・・』
『みどり先生! あの・・・えっ〜と・・・・・・いしいみつるです。・・・わかり・・・』
『えっ、石井くん? あの石井くん? えっ、どうしたの?』
ちょっと、じ〜んときた。
覚えてくれてたんだあ。すげー。
早口でいっぱい話した。
高校を卒業して就職して、東京でて、ロンドン行って、恋愛して、まだ独身で、社長してて、親も元気で・・・早口でいっぱい。
『お母さんの顔も覚えてますよ。』
声とか覚えてないけど、みどり先生だった。やさしいなあ。
夏には遊びに行きますって言った。
われながら、調子よすぎ。
そこは岩手県の沿岸北部の山あいにある、とっても
小さな小学校らしい。
先生の実家がある盛岡で会いましょうか、なんて話もしたけど、
やっぱり盛岡で会うより、その小さな学校で会いたいな。
児童数10数名のその学校でどんなことしてんのかな。
どんな生徒がいるのかな。一緒に遊びたいな。
俺の得意技はタイヤ乗りだから、それを教えてやっかな。
大きいタイヤとかあるかな。
まあ教え子同士なら、いとこみたいなもんでしょ。
なほみのことは大好きだったし、由美子のことも好きだったけど、
みどり先生のことはもっと好きだったのかも知れない。
だから電話したんだと思う。
会ったら、なんて言おうかな。
ちょっとドキドキしてきた。
俺って、ちょっとだけ幸せ者かも知れない。